パチンカスのオレが更生する

今まで損してきた分これからの人生で取り返す

ゆとり教育の弊害について

はじめに

私はまさに「ゆとり教育」世代で育った人間です。

よく、「これだからゆとりは・・・」とか

ゆとり世代からしょうがないね」とか

上司に言われた、ということを友人から聞いたりしますが、

ゆとり教育」で育った人間にどのような特徴があるのか、

勝手に持論を唱えていきます。

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ゆとり教育とは

ゆとり教育とは、『ブリタニカ国際大百科事典 小項目辞典』の解説によると、

 

無理のない学習環境で子供たちがみずから学び考える力の育成を目指した教育。

暗記中心の知識の詰め込み教育や過度の受験競争が、いじめ、不登校

少年非行を誘発しているとの批判をうけ、偏差値重視の教育を廃止してゆとりの

ある教育に転換し、生きる力を育成しようという趣旨のもと実施された。

1977年の学習指導要領改定で「ゆとりと充実」がうたわれ、1999年の全面改正

(2002実施)によって実質的に始まったといわれる。教科にとらわれない

「総合的な学習の時間」の新設、絶対評価の導入のほか、学校週5日制

完全実施、土曜日の授業時数が減り、各教科の学習内容は一律に

3割程度削られた。しかし、こうした措置による学力低下が問題となり、

2008年2月、文部科学省中央教育審議会の答申に沿い、授業数の増加を

盛り込んだ学習指導要領改定案を発表した。

2008年3月要領が改定され、ゆとり教育からの転換がはかられた。

 

とある。「子供たちがみずから学び考える力の育成を目指した教育」とのこと

ですが、結果的にみずから学び考える力を放棄することが多くなったのでは

ないかと、ゆとり世代である私が客観視します。

説得力に欠けるかもしれませんが。

 

ゆとり世代で生きてきた私の後悔

私は小学3年生から「ゆとり教育」へと突入しました。

小学3年生から土曜日の授業がなくなりました。

私の記憶では土曜は午前中しか授業がなく、主に国語、算数以外の

授業がメインだったような。

何か特別感があって楽しかったんだけどな・・・

という話は置いておいて、

要は授業数の削減がはかられた訳ですが、小学1,2年生の頃は、

漢字ドリル、計算ドリル等の教材は学期が始まり、すぐ答えが配られるのでは

なく、宿題は提出した後、先生が答え合わせをして、

その結果が返ってきてました。教材の「答え」は学期末に渡され、

その後、「復習しなさい。」という流れでした。

小学3年生からは「ゆとり教育」が導入され、学期始まりに教材と共に

「答え」も配られるようになり、自分で答え合わせをするようになりました。

全て「答え」が配られる訳ではないですが、「ゆとり教育」導入前よりは

格段に多くなった覚えがあります。

 

するとどうなるか。

 

まず、「答え」を見るようになるんですね〜。

まず、解いてみるということをしなくなるんですね〜。

まず、解いてみても、すぐ「答え」を見るんですね〜。

 

私はこれが、大学に入るまで定着していました。

基礎問題は解けるのですが、応用問題となると極端に解けなくなりました。

大学受験ではセンター試験では良い点数が取れましたが、

二次試験はボロボロでした。結果、第一志望の国公立に入ることができず。

結果を「ゆとり教育」のせいにする訳ではないですが、私は

まず、やってみる。自力で最後まで解いてみる。

ということの重要性に大学に入るまで気づくことができなかったです。

 

大学に入ってからは「答え」をすぐ配られることなく、困りました。

バイトをしては言われないとできませんでした。

社会に出てからはマニュアルがないと困りました。

なんで小さな頃から自発的に、すぐ妥協しない癖をつけられなかったの

だろうと後悔しました。

 

ゆとり世代の人が全て私みたいな人という訳では絶対ありませんが、

社会に出てもいまだに、上記のことが気づけていない人は多いのでは

ないでしょうか。与えられないと実行できないアナタ。

ゆとり世代?と上司に言われちゃうかもしれませんよ。

 

最後に

本記事に添付した画像の女の子、可愛くないっすか??

というのは冗談で、「まず、やってみる」、「すぐ答えをみるのではなく、

まず自分で考える」という癖をつけることが大切です。

「じゃあ、その癖はどうやったらつけられるの?」という質問に対して、

私は「あなたはゆとり世代ですか?」と回答します。